2012/12/2未明、19年間田町電車区(現:田町車両センター)に留置されていた「クロ157-1」が(現:東京総合車両センター)へ回送されました。
深夜1時半過ぎ庫の中からきしみ音を立てながらクロ157-1が出てきました。
しかしきしみ音は立てているものの姿は鏡のように輝き、とてもじゃないが19年間庫の中にいたというのが考えられないほど美しかったです。
南通路線に停車中の回送列車。
今回の輸送対象は中2両のクモヤ145-114とクロ157-1ですが2両の差は歴然としています。
やや前進し停車する編成。
塗装の剥がれ落ちどころか泥一つついてないのが分かります。
あの夢にまで見ていたクロ157-1がようやく撮れて感無量でした。
御料車庫へ入ったクロ157-1。
もう本線上を走行しないのは明らかで悲しい反面、ようやく1号編成や2号、3号、14号御料車などと同じ寝床につけてよかったという心境もあり複雑です。
そしてとうとう職員の手によって扉が閉められてしまいました。
次にこの重く厳重な扉が開くのはいつになるのでしょうか・・・。
クロ157-1のほか数々の皇室関係車両が眠る御料車庫。
人前で披露されなくてもいいからどうかいつまでも美しく輝いてほしいと思いました。